閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★加賀乙彦&軽井沢演劇部朗読会『死の淵の愛と光』に行く。

私が最後にLILIESを見てから1週間経っちゃったけど、未だにLILIESから抜けられない日々です。

先週はLILIES見て、少年十字軍読んで、岩崎さんと岳大さんの軽井沢演劇部の朗読会で初めて教会に行って、なんだかキリスト教づいていた週末だった。

LILIES見てすぐに見たのが軽井沢演劇部の朗読会だったのはすごくいろんなことを考えて感慨深かったです。

私はクリスチャンではないし、ミッション系の学校にも通ったことがないのでキリスト教への思いや信仰という問題がどうしても感覚としてつかめない所はあるんだけど、この流れでいろんなことに接することができたのはよかった。

軽井沢演劇部はずっと行きたかったけれども初めて行けました。

神田教会に行ったのも初めてだった。
今回は加賀乙彦さんがいらしたり、正田昭の手紙を朗読するということもあって、演劇部ファンというよりも教会にゆかりのある方々が見にいらしている感じで、教会の荘厳で落ち着いた雰囲気の中で、クリスチャンとなった正田と文通をしている女性の生き生きとしたやりとりを聞くことができたのはとても貴重な経験でした。

正面の舞台でいうと上手に岳大さん、下手に岩崎さんが座り、交互に正田昭の手紙を朗読する。
岳大さんはナレーションも担当。ナレーション時は立ち上がって上手側の手前に出てきて立ったまま朗読。

下手の手前に矢代さん。矢代さんは文通をしていた若い女性の手紙を読む。

恥ずかしながら加賀乙彦は知っていても読んだことがなく、バー・メッカ殺人事件も知らなかった。正田昭がどんな人かも。
個人的には、死刑ということについて、殺人を犯した人について自分の考え方とかスタンスはあるんだけど、今回はそういうことはいったん置いておいて、ただ、二人の交流を見ている感じだった。つねに死を前にしていながら生き生きとした日常を送る彼の強さと、それを支える信仰、そしてそれは二人の親交の根底にあるんだなということを、とても感じた。

久しぶりに岳大さんを見られたけど、岳大さんは声が明るく開放的で力強い。
岩崎さんはナイーブで優しい。
全然違う個性の二人が同じ人の手紙を読んでいるのだが、同じ人の別の一面に光が当てられているように見えてよかったと思う。

二人は背が高くてすらっとしているので、なんてことない白衣装が非常に映えて美しかった。
久しぶりにコスプレじゃない岩崎大を見られてすごくうれしい。
何か最近イケメン舞台のラスボスばっかり見てた気がするので(泣)。いや、イケメン舞台じゃなくても割と悪い役要員な気が。

私は岩崎さんの落ち着いた語り口がとても好きで、とくに家族に思いを寄せるナイーブな空気感がとても好きなので、お母さんへの最後の手紙がとくに印象に残った。

岳大さんは岩崎さんよりも客観的で強くて前を向いている印象があるので、手紙の中では普通に生き生きとした日常生活を送っているかのように書かれている部分のキラキラ感がすごく印象的だった。でも本当は死刑を待ちながら狭くて何もない場所でただ生きているのに。


矢代さんが本当に明るく溌剌として光として存在していて、すでに亡くなっている事を知らずに書かれている手紙の明るさがとても複雑な響きをもつ。
明るくて可愛くて聡明でけっこう無鉄砲な人なんだろうなと思う。


手紙自体は1969年、死刑が実行されるその日まで書かれている。
44年前のこと。
そして今回は、その時の文通相手の女性が教会にいらしていて、最後に加賀さんといろいろお話をされたのがとても印象的だった。

彼女が話し始めた途端に何か急に泣く。

たぶん、44年前の手紙を今ここで聴いて、そしてそこから様々な経験を経たこの方の現在の姿を目の当たりにして、その歳月に圧倒されたのだと思う。
彼女の手紙を読んだ矢代さんの明るく生き生きとした姿に、彼女の44年前が鮮やかに浮かび上がり、今穏やかにここにいらっしゃることに「生きている事」の強さを感じたというか。
あとやっぱりシスターとしての静かで強い信仰とか、やっぱり可愛い方だな~とか、手紙の印象と全然ぶれない姿に感動したんだと思う。

加賀さんのことを「こんなに単純で素敵な方」と評するところとか、すごい素敵だなと思った。

この朗読会を歴史のある教会で聴けたのもとてもよい経験でした。

あと単純に岩崎さんとがっくんの見た目がかっこよかった(笑)。
矢代さんの奔放な愛らしさ、天真爛漫な明るさはこの作品に光を与えてくれたけど、アフタートークの矢代さんもやっぱり同じで、多分いつもよりもずっときっちりした雰囲気だったんだろうけどもちょこちょこ可愛くてお茶目だった。
岳大さんの素直で大らかな空気感がやっぱり好きだなとか、あと誰かが話している時にその人をじっと見つめてうなづく岩崎さんが本当昔から全然変わってないな~と思ってやっぱり好きだなと思ったり、アフタートークな3人+2人も含めて素敵な時間を過ごせたなと思った。

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そしてまだまだLILIES脳なので、現実に「44年前に自分がもらった手紙と、自分が出した手紙の朗読を聞いて、当時のことをみんなにお話ししてくれる」という体験をして、LILIESという作品の根底である「ビロドー司教が40年前のできごとを見せられる」という設定の重みを改めて感じた。

現実の彼らは、かたや死刑囚として死に接していて、かたや光の中にいる若い女性で、でも、お互いに信仰でつながっている。当時の郵便事情で、最後の手紙が届くのが遅れて、彼女は彼の死刑が執行されたことを知らずに本当になんてことない日常の話題を明るく書いているのが本当にドラマみたいなんだけど・・・今、年齢を重ねたこの方が本当に素敵な方で、シスターだからかお話もうまくてすごく感動した。彼女の中の44年の歳月がこの頃のことをどう消化したのか、今にどうつながっているのかがすごく伝わってきた。

なかなかできない貴重な体験をしたなと思う。
あと全然関係ないけど教会のクリスマスの飾りつけとか、ステンドグラスとか、パイプオルガンの響きとか、教会の雰囲気自体もすごく素敵だった。行けてよかった。
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Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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