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閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★レ・ミゼラブルを見る。

ちょっと時間が空いたけどさらにレ・ミゼラブル感想の続き。


阿部さんのアンジョルラスが、基本的にグランテールをも最初から受け入れているように見えるので、二人の見え方も大分異なっていた。

元々私はグランテール好きなので、割とグランを追っているが、今回は本当にグラン中心に見ていた所・・・思っていた以上に彼は戦闘に絶対参加しない!

戦闘が始まるといなくなる(笑)。そして終わる頃にさくっと登場しお酒を飲み続けてた。

学生さんズが何ていうか非常に真面目で、ああ。若いんだな。という印象だったので、いつものグランはもっと盛大に周りを茶化している感じがしていたのだが、今回のグランはそんな若さ故の一本気な彼らを優しく見守りつつ、でもガス抜きとしての存在に徹しているような感じの人だった。

何かすごく皆優しいなあ。という印象が残ったのだが、何をどう見て思ったのだろう・・・。

優しいといえば、アンジョルラスが恋に落ちて浮かれている?マリウスに「分かるけど 今は決断のときだ~」と言う台詞があるんですね。
これ、初めて「共感」に聞こえた。

今までは、いやいやマリウス今そんな事言ってる場合じゃないだろうよ!!!!という思いが基本で、だから「分かるけれど」は枕言葉というか、説得するためにひとまず流すための言葉だったと思う。
が、阿部アンジョは本当に「分かるけれど」と思っているように聞こえた。


そんな理知的かつ優しい印象の阿部アンジョルラスは、グランを前にしてもやっぱり優しい。

私のもっていた印象として、二人の関係は、ぱっと見だと、対立しているというか・・・アンジョは基本グランに対して上から接していて、いつも本当のところは見せずにチャラチャラお酒を飲み続けるグランに対し「何故オマエはそうなんだ~っ」とぎりぎりしている。

アンジョにお酒を渡そうとして二人がじぃぃぃぃっと見詰め合う・・・というか、ガン飛ばしあう?場面、二人の主義主張が無言のまま激しくぶつかり合い、そしてそれは平行線のままアンジョがふっとその場では諦めるというか流す。
グランテールはその事に対して複雑な思いがあるけれども、でも、またいつもの仮面を被り直し、お酒を飲みまわりを茶化す。

二人が思っている事は最期まで相容れないんだけれども、でも、グランテールは本当は他の誰よりもアンジョルラスの事を信じていて、アンジョルラスが全てだから、彼が倒れる時は、自分も一緒に逝く時だと決めている。


・・・というグランテールの複雑に絡み合った思いが好きなんだけど、今回の阿部アンジョ相手だと、石飛グランは普通に「アンジョ大好き♪」という人に見える・・・。

二人見つめあいシーンの最後、明らかにアンジョは「しょうがないな~わかったわかった」みたいな顔してグラン見るんだもん。この時点で受け入れられてるしグラン。

ぜんっぜん戦闘に参加していないグランと対峙した時も、何か「うん」て力強く頷いてるしアンジョルラス。
今何を分かり合ったのアンジョ??

グランは基本やさぐれつつアンジョに手酷く扱われつつマリウスからかいつつでも実は誰よりもアンジョを愛してる訳ですよ。・・・なんだけど、でも、今回は、若く清冽なアンジョルラスの、それ故の危うさを、だからこその輝きを、もう大人である自分にはないものとして見守るグランテール。に見えた。

新機軸で面白かったけど、でも、やっぱりグランは手酷く扱われてこそグランなの!という気もする(笑)。


石飛さんのグランテールも基本的に皆にとっても優しい。
ちびっこガブローシュとグランは割りと仲良しなのでよく一緒に居るのだが、すごく可愛がっている。
恋に落ちたマリウスが浮かれているのを茶化す時も、マリウス可愛いなあ♪という表情を浮かべている。

あと、いつでも酒瓶を持ち歩き酔っ払っているグランだけど、意外とやさぐれていない。
彼は革命に対して非常に懐疑的で、まっすぐな学生たちに対しても斜め目線で見つめていて、アンジョルラスがやろうとしている事が「正しい」と思っているかと言えばそうじゃないと思う。
じゃ、何で彼はここにいるのかと言うと、アンジョルラスがいるから。

多分私は、最初に見たのが岡さん&戸井さんだったのもあって、カリスマアンジョの何かに畏怖を感じ、同等の立場のように付き合いつつも、引きずられるように彼を仰ぎ見てしまうグラン。が好きなんだと思う。
が、そんなアンジョって岡さんだけだったよ!
正直こんなにグラン好きと言ってるくせに、その他のアンジョルラスとグランテールがどんな関係性だったかな~と考えてると思い出せないし(笑)!←とりあえず基本対立しているのは確か。


・・・という事で、優しく皆を包み込むような、清冽すぎて「この革命成功しなさそう・・・」と最初から思わず思ってしまう(ごめんなさい)美しい人、阿部アンジョルラスと、そんな彼の危うさも含めて見守り愛する石飛グランテールの関係性も好きです。


革命ラストシーンは、アンジョマリウスバルジャンが「オレが行く!」「行かせない!」「いや私が行く!」とかいちゃいちゃ(笑)している隙にさくっとガブすり抜ける→ガブラスト→マリウス撃たれる→ごろごろ転がるマリウス→ものすごい勢いで降りてくるアンジョ→マリウス絶命と思い、慟哭→素早く駆け上がり旗を振る。美しい姿!→ああ。バリケード反対側に落ちていった・・・涙→ここで、今まで一度もバリケードに上がった事無かったグランテールが、勢いよく駆け上がり、そしてアンジョと同じように倒れる(ただし演出の都合上バリケード手前に倒れるよ)→そして静けさが。
という一連の流れにずーっと号泣なのですが、やっぱりガブがすり抜けて行く時点でもう泣くし(笑)、マリウスに激甘アンジョのやたら素早い行動も好きだし、あれだけさくさく逃げていたグランテールが一目散にバリケード上がって行く姿にやられるし、涙無くては見られないです・・・。


あ、今更気づいたが、スペシャルキャストの日だと、禅ちゃんマリウスと岡さんアンジョルラスで、石飛グランテールなのか!!見たい!!!
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サクラサクラコ

Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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