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閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★『ミュージカル黒執事』を見る。マツシン、何故に死神なのにヅカヒロイン・・・。

実はこっそり過去感想をUPしているので、ポエマー訪問者感想に付合ってくださる方は3月位に戻ってください・・・(笑)。


さてこちらも過去の思い出シリーズなのだが。スタジオライフから松本慎也さん、岩崎大さん、青木隆敏さんが客演している『ミュージカル黒執事』を見てきました。

全く原作もアニメも知らないまま、何か執事がいてイギリスでゴシックでマニアックでファンタジー。という情報を得て、きっと客席はゴスロリとかコスプレで埋まっているに違いない!!とか期待していたのですが、割と普通でした。残念。


話は、死神なのに黒スーツなのにメガネなのに、マツシンはどう見てもヒロインであった。(注:死神だからもしかして性別ないのかもしれないけど普通に男子役なのに!)
振り返って考えれば考えるほど、設定というかシチュエーション的に、宝塚娘役トップみたいだったよマツシン。

せっかく客演したのにライフとポジションが一緒であった。
役柄もいつもの小公子。いい子過ぎだマツシン。何かどうしたらいいかわからない位いい子だった。

しかし、この作品見て松本さんのファンになった方が『じゃじゃ馬ならし』を見に来た場合、もれなく芳樹さんがついて来るんだよな・・・(笑)
&料理人のお兄ちゃんだった岩崎さんはバカップルのかたっぽなんだよな・・・。


青木さんは愉快な刑事さんであった。
2幕の女装男子大発生場面(メイン女子は1名しかいないのに、「女性&子ども限定オペラ」が開かれるため8割女装して乗り込む)では無駄な女装スキルの高さを発揮しておりめちゃくちゃ可愛い。刑事なのに。緑だけどイメージ的には赤ずきんちゃんみたいな感じの衣装ですごい可愛いかった。


原作を知らない私にとっては、何て衣装とかセットとかアンサンブルが豪華なんだ!!とか、色々カオスな客席とか、温かな原作ファン(多分)とか、色々面白かったんだけど、原作ファン的にはこんなにオリジナルキャラがメインでよいのかちょっと疑問であった。

「黒執事」タイトルロールの活躍度具合で言うと「水戸黄門」のタイトルロール位だったもん。

そして今回の副題のタイトルロール、舞台オリジナルキャラクターエリック佐伯太輔さんとアラン松本さんの死神コンビの関係性というか、何でそこまでするのか?の動機が全く分からないままに気が付いたら終わっちゃったので、『一体、どういう設定だったら私は納得できたのか』思わずすごい真剣に検討(笑)。


以下、『一体、どういう設定だったら私は納得できたのか』を延々妄想するネタバレです。

ということで、ここからネタバレです。

舞台オリジナルキャラである死神、アラン=松本さんは、謎の連続殺人を調査するためかつて憧れてた先輩死神エリックさんと人間界にやってくる訳ですよ。

しかし実は死神なのに死に至る病?死の棘に侵されてるマツシンは肝心な場面で必ず倒れる。←この辺が往年のヅカヒロインぽい(笑)。
で、1000個の無垢な魂を集めると死の棘から逃れられるという言い伝え?伝説?があり、そんな現実ともつかない可能性にかけて、エリックがアランを助けるために連続殺人をしていた事が分かる。

でもその動機って語られないって言うか、何かキラキラエピソード(って何だといわれても困るんだけど)しか出てこなくて、いやそんな単にものすごくいい子な後輩ってだけでそこまでするか??ととっても疑問で。

彼らのラストも、ついに追い詰められたエリックがシエル坊ちゃんを襲おうとすると今まで倒れてたマツシンが庇ってうっかりエリックの手にかかって死ぬ・・・さらに死ぬ時は今までの人生が再生されるという初期設定があるので、キラキラ回想シーンで歌ったあげく、回想シーン終了後は観客に見えやすい位置で死んでくれる親切設計。
・・・ますますヅカ娘役トップっぽいマツシン・・・。

さらにさらに、エリックは最期はマツシンの武器にて本来のタイトルロールセバスチャンに殺された後、アランと仲良く成仏?いや死神だからなんだろう・・・とにかく天に召されて?ゆくのであった・・・完。いや舞台は終わらないけどまだ。

・・・えーと、宝塚を見慣れている方ならこのヅカ基本をきっちり押さえたシチュエーションの数々に遠い目になったかと思われます・・・。

でも、どんなに立ち位置がヒロインでもマツシンはあくまで小公子な死神なので、スーツにメガネの男子な訳で、エリック先輩と特別何か因縁がある訳でもない。
エリックはこの謎シチュエーションの中、わざわざ「これがオレの友情~」みたいな事を言い置いて死ぬのだが、いや、アンタ1000人殺しといてそれらの感情を総称した時に「友情」とか美しい事言ってんじゃねーよ。みたいに思うわけですよ。


先輩死神エリックが、後輩アランが死神なのに死の病にかかっているのを気にかけるのはよいとしても、彼を助けるために大量殺戮に走るという極端な設定を納得させるには、何かが絶対的に足りない・・・。

で、思ったんだけど、多分エリックがアランに対して持ってる感情が「愛」しかないから納得できなかったんだと思う。
普通そこまで壊れる場合、愛情と同じだけの比重で憎しみとか自己愛とか妄執とかでぐるぐるになってる必要があるんじゃないかな~と。

「あなたさえ生きていれば後の1000人死んでもいい」という壊れ方は、絶対に愛だけじゃなかろう。

一番すんなり納得いくのは「死んだ娘を蘇生させようとする父」とかの親子を始めとする身内相手なんだけど。この場合は愛情と同じ強さで自己愛と妄執に囚われるパターンで。
しかし「死神」前提だと身内設定はできないだろうし・・・。

うーん最初見た時に真っ先に思いうかんだのは、古い例えですまないが高橋留美子の「人魚の森」シリーズだったんだよ。
あとミステリ好きな私としては、ミステリ基本パターンである上記親子設定。
ネタバレなのでどの話とかは言えないけど、子どもを殺されて自分も殺人を犯す話とかね。


完全ヒロインとは言え、じゃ、マツシン位置の子が女の子で、エリックがその子の恋人だったらいいかというと、多分恋愛だと何か違うと思うんだよ・・・。うーん好きすぎて1000人殺すかと言われると何かやはり別の要素が欲しいというか、恋人パターンだったら基本、マツシン位置の子はもう死んでて欲しい(笑)。で、生き返らせるために壊れて行く・・・と。


しかし、死神設定は多分基本だろうからそのままで納得できる関係性・・・アランがエリックのせいで、不治の病に罹った、というのがいいのでは。

それまで単に仲のいい可愛い後輩だったアランは、その瞬間から、自分の生涯逃れられない罪の象徴となるわけですよ。自分の犯した小さな罪とか、ものすごくくだらない事が切っ掛けとかだとなお良い。何かこう一生後悔しそうな。

マツシンがいい子であればあるほど、エリックは追い詰められる。
目の前で、常に常に苦しみながら、ゆっくり緩慢に自分に殺されて行くアラン。

・・・これならエリックが壊れても納得できるんだけど。
絶対アランのこと好きだけじゃなくなるから。
いっそ目の前からいなくなってほしいとか、自分が手にかけようとか、絶対思うだろうな~と。
で、ついに振り切れたエリックは「アランのために」という大義名分を得て何の関係もない人々を殺め始める・・・と。



・・・単に「ものすごく強く相手に感情を持つときはドロドロで見たい!」という私の好みなだけなんですが(笑)。
やっぱり少女まんが読みとしては、「僕はセツを愛していた。でも同じ位憎んでいた」BYティルト=月の子。とか、「もうこの気持ちが愛なのか憎しみなのか分からなくなった」BYエリー=サンプル・キティ。とか、そういう方向性が好きなんだよう。

あんな微妙エピソードでそこまでやるのは石神位キャラ立ってないとダメだと思う。←容疑者Xの献身。あくまで原作版で。



好みで言うと、アランは最期まで何も知らずに逝っちゃった方がより切なさUPだと思うんだけど。
エリックの事簡単に許しすぎだしアンタ。

ちなみに正直突然マツシンが死神ソングをアカペラで歌い始めたときはご乱心???と心底ビビリました(笑)。
&全体に歌ってる時の音響がイマイチで、歌詞が全然聞き取れなかったため、「こんな事言ってたんだ!」と初めて歌詞分かりました・・・。


・・・そんな訳で、原作黒執事の世界観を知らないので何か違う方向にドロドロを求めすぎかもしれないが、中心エピソードにドロドロが足りない!!事にちょっと不満であった・・・。
こんなに真剣に妄想する位に(笑)。

ん~せっかくこれ以上ないドロドロ設定なのに、マツシンはいい子過ぎるしエリックはあくまで助けたい一心でマイナスの感情が出てこないんだもん。


しかしそもそも死神って、どうやってなるんだろう??
先輩後輩がいるって事は、気がついたら神だった、訳ではないんですよね??
何か原作は本来どんな話なのかすごく気になる・・・。
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プロフィール

サクラサクラコ

Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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