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閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★優しすぎる人々の物語。『訪問者』その2

訪問者の感想のつづき。何かポエマーになってるけどそれ位訪問者好きなんだよ許してくれ。

さて荒木健太朗さんと言えば、「何かすごくキレイな顔立ちの人らしい事だけ分かった」→「何か映画的?」→「何故か背後で闇が広がる。業を背負っている」→「意外と可愛いのもいける」と様々に印象が変化している役者さんです。

彼の役で好きなのは死の泉のゲルト=敵味方老若男女誰からもがっつり愛される天性の愛されスキルが素晴らしい!!=や、WHITEの三角君=歴代三角君に比べ何故か怨念度がやたら高い・・=です。

訪問者のオスカー君は、きっと、彼のやんちゃ君だけど愛されスキル激高部分と、何故か背負う業といった部分が絶妙に出てくるのであろう!!と思ってました。


意外にもものすごい普通に健気で素直な子だった。すごいびっくりした。
うーん初演芳樹さんが見られなかったのが本当に悔やまれる。

岩崎さんはいい子過ぎたが、その過剰さによってオスカーの置かれている立場がとてもよく分かったんだけど、でも、オスカーってこんなに素直にいい子じゃないよね?て気持ちもあった。
←今回ものすごく幸せだったけど、だから、「トーマの心臓のオスカー」としての岩崎さんには色々疑問もあるのです。あの子がそのまま大きくなった子だから。

だから、そんな「いい子」だけじゃないオスカー君を見たい、アラケンなら闇が広がる(笑)はず!と思いすぎてたみたいで、予想外に健気にグスタフを、ヘラを愛するオスカーを受け入れるのにちょっと時間がかかったかも。
アナタはそんな健気一本やりなはずがないわ!!等とつい思ってしまい…。

うーんライフのオスカー役は基本めちゃくちゃいい子!!なのでしょうか。
芳樹さんとか絶対そんなはずはないと思うんだけどな~見たかったな~。


オスカーはまだ子どもだけど、子どもだからこそ誰よりも分かっている人である。
一番幼いけれども実は時として危うい両親よりもずっと大人で、色々な事に気づいていて、そして彼らを必死で守っている。

自分を守ってくれるはずの人が自分よりも不安定な時、残念ながら子どもでいる事が許されない。
だけど現実としては、圧倒的に子どもであるから、「保護者」が存在しないと自分の生存自体が難しい。

訪問者のオスカーは、そういう状況の中で、自分の場所を必死につくり、両親の光であろうとして、家族が破綻した後も全てを分かった上で父親を守る。

アラケン、もっと普段のダークサイド(笑)を出してくれてよかったのに・・・。


やっぱり今回は吉田ママ高根パパが優しすぎて繊細すぎて壊れていくひとたちだったから、健気さと素直さが前面に出てきたのかなと思う。
この両親+ミュラーの中でアラケン「業」モード全開だったら何かそれはそれでバランスが微妙だったかもしれない。


予想外すぎてちょっと勝手に肩透し気分になってしまったのですが、でも、それは私が一方的に思いいれてただけなので、アラケンのオスカーはものすごく良かったと思います。

高根グスタフとの絶妙の距離感とか。
本当は自分の子ではないと知っているけど、そして自分の父親ではない上、母を殺した事をしっているけれども、それでもなお絶対的に親子である二人。
ヘラも含めて3人が「家族」である事が痛いほど伝わってくる事がむしろ苦しい。

高根グスタフは放浪する割りに失踪はしなさそうというか、意外と「最後は私の元に帰ってくるであろう」みたいに思えるというか、居なくなる時には予告しそうな人に見えるので、二人の旅でグスタフが途中で居なくなっても、そのまま帰って来ないのでは・・・という不安はあまりかきたてられなくて、それはオスカーのためによかったなと思う。

二人の不器用だけど確かに繋がっている空気が、双眼鏡で、ワイン祭りで、後ろ抱っこで、何でもなく二人歩いている場面で、強く伝わってきた。


アラケンオスカーがトーマのオスカーたち=曽世さん、岩崎さん=と一直線に繋がるかというと、そもそも両オスカーがぜんっぜん違うのでどうにも微妙なんだけど!でも、何て言うか5年後に「トーマの心臓のオスカー」に成長しそうな感じがものすごくするオスカーだった。

今回の高根グスタフも、吉田ヘラも、そして荒木オスカー自身も、5年後に彼が別の人に向かって言う「僕が愛している事に気づいてくれる事を」「待ってた。それだけ」という人たちだと思った。

彼等は彼らなりのやり方で相手を愛し続けて、そしてその事に気づいてくれるのを、お互いに待っていたように見える。
でも、彼ら家族は、ヘラが死にグスタフは一人旅立ち、残されたオスカーは最後に「僕はなれなかったんだね・・・」と呟く終わりを迎える。本当にやり切れない。


訪問者が素晴らしいのは、変に物事が解決しない所だと思う。
確かに愛しているのに、すれ違う家族。ついに手に入らなかった自分が最も欲している事。

でも、そこから彼の新しい世界が始まる事を暗示して、静かに物語は終わりを告げる。


さらに!舞台的には今回は連鎖公演だから5年後彼がどうなったか見れちゃいますよ!色々あるけど確かに彼は自分の居場所を作って、新しい絆を結んでる姿が見られますよ!というのがすごく幸せだったと思う。

岩崎オスカーに異常に(笑)感動したのも、今回が連鎖公演だったからと思うし。
やっぱりアラケンはトーマのオスカーも絶対やろう!ミュラーは船戸さん続投で!
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Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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