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閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★「LILIES」。新納組。シモンとヴァリエの物語。

永遠に続くスタジオライフLILIES神戸公演 新納組ウダウダ感想シリーズ。

やっとシモン・ヴァリエの話。

聖ミシェル神父の所で書いたが、色々新たな謎も増えたLILIESですが、今回今までの疑問がひとつ解決。うれしい。

今までずっとシモンが最後に「お前のように勇気を見せる」と言い、二人で聖セバスチャンの殉教を叫びながら抱き崩れて行く意味が分からなかったんです。
「勇気」て火をつけることなの??とか、二人が最後を決めたのはいつ??とか。

でも今回は、冒頭松本さんから始まる「聖セバスチャンの殉教」が今までになく理解できた(というか、初めて言ってる内容がちゃんと頭に入った。今までは内容を咀嚼する余裕がなかったり、単純に滑舌や声量に問題があったりしてよく聞き取れないとかで分からなかったの・・・)。

マツシンニイロ船戸さんありがとう~!私が理解できたのはこの3人だったからだと思う。皆台詞聞き取りやすいし、今までになくどういう心境の変化でこの劇に向かっているかが表現されてたし。

やっぱりこの話は冒頭に全てが詰まってるんだなと改めて思った。
まずシモン劇団としてはビロドー司教を過去に一気に引き込まないといけないし、でもさくっと毒(見せつけキスと過去自分が受けた嫌がらせキス)を仕込んで第一ダメージを与えておきたいし。
そして観客に向かっては、彼等の人間関係と背後に何を背負っているのかと、そしてラストシーンに繋がる大切な話が語られる。

この冒頭が印象深く頭にちゃんと残ったため、その後婚約パーティに現われた時、バスタブ、そして屋根裏で繰り返される「聖セバスチャンの殉教」の二人のやり取りが、やっと全部繋がって「勇気を見せる」意味がやっと分かった。

そして結果として自分だけ取り残されてしまった事のシモンの慟哭も。

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今回、さんざん「劇団員でやるべき作品なんだ!」とか主張してきましたが、新納マツシンカップルを見て思う事は「シモンとヴァリエはどっちかは劇団員じゃない人の方がいい気が!」です・・・(笑)。

いや、LILIESはあらゆる所に光があたり別の顔を見せる作品なので、「シモンとヴァリエの恋愛」部分を強調した版が見たいなと思った場合の話。


図らずもミックスチームで醸し出された「劇中劇」感は、劇団員同士でシモンヴァリエをやると割と強調される印象があるから。
もちろん劇中劇である以上、劇中でも囚人部分が出てくるのが面白い点な訳だし、全然いい事なんだけど。
でもその場合「シモンがヴァリエをどの位愛していて、そのためにどの位苦しんだのか」の要素はちょっと弱まり、シモン役、ヴァリエ役の囚人自身の物語がもっと見えてきたり、別の要素が加わって純度が下がる。


あと単純に、マツシンヴァリエに関しては、相手は劇団員じゃない方がいい。と思った。
ミックスにて組んだ岩崎さんは特別そうなのでちょっと別枠だけど、基本的に劇団員がマツシンと組んだ場合、誰が来てもどうしても「お兄ちゃんと僕」に見えた可能性があるような気がする。いや、好きなのは分かるがそれは愛とは違う気が・・・みたいな。いつでも小公子に見える健全少年マツシンだし。普段。

松本さんはいつだって周りの空気を読み全体のバランスを取る聡明な人だけど、今回は珍しくシモンと母親以外は視界に入れずに、二人に集中してがっつり組んでいる。
しかも特にシモンに対してはひたすらド直球に愛を表現する人。
変な言い方だけど松本さんの今までの役で初めてちゃんと「恋愛してる」感が見えたんだけど、それは相手が新納さんだったから。なのではと。

新納さん本人との相性のよさもあるけど、「劇団員じゃない人」であったことがまず良かったのかなと。(まー新納さんは準劇団員ですが・笑)

今回、松本さんがヴァリエ役ときいた時点で危惧していた、マージナルの時みたいに10歳位の子に見えちゃったらどうしようとか(笑)、何かすごい健全すぎて「好き」の意味が例えば「エーリクがユーリを好き」とかと同じ方向に走ってたらどうしようとかは全く無くて、ちゃんとシモンの事が好きな18才だった。

松本さんがこれ以上ない位松本さんらしさ大全開演技だったのにも関わらず、ヴァリエとして存在していられたのは、新納さんがマツシンヴァリエを、恋愛相手としての要素以外入らない状態でがっつり引っぱってくれたおかげだと思うので、劇団ファンとして、LILIES好きとして、本当に新納さんありがとう!!とか思いました(笑)。


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ということでやっと話の中身の話ですが。

新納シモンと松本ヴァリエは、過去のどのカップルよりも恋愛純度が高くて、それ以外の要素があんまり入ってない。
(それは新納さんの周りが石飛父だったり芳樹リディだったり、松本さんのお母さんが関戸さんだったりした事の影響も大きいけど。)


今回の新納さんと松本さんは、基本的には劇中に入ったらシモンとしてヴァリエとして存在する事に集中する囚人に見えたので、初めて純粋に「ひたすら相手を好きだという事自体に悩んだり迷ったり困ったり傷ついたりする」存在に見えた。

過去キャストだと、例えばどっちかがすごい危ういために「好き」以外に「相手をこの世界に繋ぎとめる」必要があったし、ヴァリエは危ういお母さんを助けなきゃいけない分シモンに逃げてる所もあったし、酒乱のお父さんを抱え求道者のように優等生をやり続ける事に疲れちゃってたり、割と好き以外の事で忙しかったような気がする。皆。

今回、ニイロマツシンコンビを見て、初めて、シモンとヴァリエはお互いが「ただもう好き」なのが何よりも一番にあるんだ、本当に純粋に好きなんだと思った。今更だけど。
何て言うか・・・今まで見て来たLILIESのイメージとしては、二人ともまず彼等が背負う現実があって、そこから逃れるように惹かれ合う部分とかもあるんだろうな~とか思ってた。
でも今回のこのコンビの場合は「ただもう惹かれあう」のが一番で、その他の現実はそれとはまた別だったり、そこから派生したりする事なんだなと。


そして、この二人の愛が強調される事で、そこから本物シモンが大嫌いなビロドーを呼んでお芝居を見せる行為の意味や切なさがさらに強調される事に気づいた。

(が、ここですーっと繋がっていきたいシモンヴァリエビロドー&現代シモンビロドーが繋がらず混乱してるんだけど今も!)
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サクラサクラコ

Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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