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閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

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★まだまだ「アドルフに告ぐ」の思い出に浸る。無念な思い。

今年は更新したいとか言いつつ早2週間・・・。最近日が経つのがものすごく早く感じるのだがそれは年を取ったということなのか(泣)。

さて気を取り直してまだまだアドルフを振り返ろうと思います。

うーん今回の「アドルフに告ぐ」を、隅々まで堪能できたかと問われたら正直置いていかれたので無念・・・。


11月に、私の中の伝説ミュージカルである「蜘蛛女のキス」を見にいったのだが、その時は思っていた以上に猛烈に打ちのめされた。
↑南米の獄中が舞台で、拷問され人権を蹂躙されでも看守に従う他無い状況の中で物語は進む。

その時に、「アドルフに告ぐ」を見て同じ位猛烈に打ちのめされるんだろうな私。と思った。「パサジェルカ」を見にいった時と同じ位にクラクラくるんだろうな、とも思った。年の瀬にアドルフなんて何でやるんだよう~っ今年打ちのめされて終わりだよう~っとちょっとびくびくしてた。

・・・打ちのめされる前に終わっちゃったよアドルフ(泣)。
何か、言葉にするときつい響きになってしまうけれども・・・「軽い」と思った。
こんなにさらっとした話じゃなかったはずなのに。

ライフ作品は「観客に語りかけてくる狂言回し」はめったに登場しないんだけど、たまに出てきてもなかなか成功しない気がするので・・・峠さん無理に狂言回しにするの辞めた方がよかったのでは・・・と思う。

多分私が物語をさらっと見すぎた一番の要因は峠にあると思うので。
忙しすぎるだろうよあの人。物語に出たり入ったりしすぎ。
本来物語の中にいて、物語の中で盛り上がって行くべき場面でさっと物語世界から出てきて観客に向かって言葉でそのエピソードを真ん中辺まで説明して、では後半部分の一番の盛り上がりのみどうぞご覧ください!という感じにいきなりまた物語の中に戻る。
これが延々繰り返し。・・・観客付いて行けません(泣)。

本来二人のアドルフと同じ比重で彼自身の物語を持っているはずなのに、結果としては彼自身の話は中途半端に出てきて、後は文書に関する説明係に過ぎない人になってしまっていたように思えた・・・(泣)。
本当にもったいないよう~っ。

エピソードの中途半端さ加減は「月の子」を思い出しました・・・。
そこに到るまでの感情一切カットで最終結論のみを熱演するアート&ベンジャミンに「ええっいつどうしてそういう気持ちに???」と思った事を。


メインエピソードが1本バーンっとある物語を3時間に凝縮する事はできる。でも平行して何本も別のエピソードが走っていてそれらが絡まりそして収束していく長い長い物語を舞台化する場合、思い切ったばっさり切りっぷりが必要で、核を残したら後は全然違う話にする位しないと収まらないし物語が歪む気がする。

でもライフは時々その伐採加減が中途半端になって「30分で読む世界文学」みたいな「筋を追いました」で終わっちゃう時がある気が。

倉田さんはそうなっちゃった場合でも、どこか一つ「この場面!!」みたいな無理矢理だろうが何だろうが盛り上げ所を作る方だと思うんだけど、今回は盛り上がる所も無かった気が。

原作は、実は読んだ次の日から熱出して寝込んだ(笑。これがWHITE見にいけないかも事件を呼ぶ事に)位の強烈な破壊力があって、本当に強烈に打ちのめされる話だった。
峠さんの四面楚歌っぷりとか、戦争という何もかもが不足して何もかもが安全ではない世界の息苦しさとか、人としての最低限の尊厳が全く尊重されない世界の恐ろしさとか、どこまでも静かに狂い続けるカウフマンの怖さとか、出口の無い迷宮を彷徨っているような恐怖感があった。
あととにかく安全な場所はどこにもない恐怖。
でもその中で健やかに立ち続ける無力だけど力強く生きる人々に見出す希望。


今回の舞台は、あまりにも忙しくエピソードが語られ、メインエピソードを引っぱる一人であるはずの峠さんが狂言回し度80%位で出てきたために、観客の私は物語にうまく入れなかったのだと思う。
だから原作でもっとも印象的だった「どこも安全じゃない!!」という恐怖感を舞台を見ていて全く感じなかった。何かすごく安全な所で普通に生きている感じがして、切実さが伝わりづらかったように思う。

たぶんそれで今回の私は置いていかれてしまったのであろう。


でも本来ライフは物理的にも心理的にも逃れられない恐怖とか閉塞感とかうちのめされ系(という括り方も変だが)は得意分野だと思うんだけどな・・・。
何で今回こんなに開放感のある物語に見えたんだろう。

たまたま私の体調とか感覚の問題でそう見えちゃっただけなのか、今回の物語自体がそう見えているのかも分からないよう~。
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サクラサクラコ

Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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