閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

Archive [2009年07月 ] 記事一覧

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★「LILIES」。シモン&ヴァリエ役の次回の役の法則によれば。

そう言えばLILIESのシモン役とヴァリエ役は、基本的に次にLILIESに出ると女役をやっています。
新納さんと松本さんと村上さんは次に出なくても同時にやっています。

・甲斐さん(初演のシモン) →再演のリディ
・曽世さん(初演のヴァリエ)→再演のティリー伯爵夫人
・芳樹さん(初演・再演のヴァリエ)→再々演のリディ
・新納さん(再々演の本役シモン)→裏でリディ
・松本さん&村上さん(再々演の本役ヴァリエ)→裏でユー男爵夫人

(再演シモン客演大沢さん、ヴァリエ姜さんはその後登板が無いので外す)


という事は・・・次にLILIESが再演される時は!
ついに!
高根研一氏の女役が解禁になるのでしょうか!!!←ほら囚人が演じてる訳だから純粋な女役じゃないし!!大丈夫大丈夫!!

見る前に高根研一包囲網キャストを考えて、本気で一番みたいキャストだわこれ。とか思ったのだが、(特に、深山ビロドーがすごい見てみたい)高根さんが女役だとやっぱりリディかしら。

その場合誰がシモンだといいのか??全然思いつかないが。
あ~いっそ甲斐さんが無理矢理また19才をやればいいよ(笑)。
・・・だめだ初演甲斐・倉本レベルに私が引きそう・・・(笑)。

奴隷少女&ユー男爵夫人でもいいです。
「彼は死ぬのね!」とか言ってほしい(笑)。大丈夫。高根さんは可愛い役を振られるとちゃんと可愛くなります。見た目ではなく中身が。ほらオスカーもドリアンも。
ユー男爵夫人はそんなに女装っぽくないし大丈夫大丈夫。
今回たまたま村上さん&マツシンという可愛めキャストだったけど、前回はミッチだったし!
夫は誰がいいかな~。いっそフリーダム芳樹ユー男爵と組んでもらって初演再演ファンの美しき思い出をズタズタに切り裂くとかもアリ(笑)。

でも実はこの作品の中で、普通に(とは言い切れないが)一番お互いを分かり合ってるカップルってこの夫妻なんじゃって気がするし、絶対芳樹ユー男爵は婚約パーティは暴走するに違いないのと、シルビアいくぞって高根シルビアをエスコートする芳樹さんが見たい(笑)。絶対面白い。←LILIESに笑いは要りません・・・。


高根さんで盛り上がりすぎた・・・何でこう高根さんは人の妄想力かきたて力がすごいんだろう・・・さすがだ高根研一・・・ていうかそろそろ公演出てくれ。

今回の他の人は。
岩崎さんはリディがいいと思う。女顔だし綺麗だからリディやって!とシモン(本物)にお願いされていいよ~って引き受けてくれそうだし。
で、また新納さんに客演してもらって、今度は立場逆転でいきましょう。

っていうかやっぱり岩崎さんは本来LILIESという作品自体に持ち味が合わないから辛い所なんだけど(持ち味的にはヴァリエが一番合う。再々演始まる前から思ってたけど実際見てやっぱりそう思った)、強いて言うなら。
孤児ミュー(同じブシャール作品)にはすごい合ってるのに・・・涙。

今回見られなかったけど仲原さんはあと数年後に強気で脆いリディで。
三上さんは儚くふわっと夢を見ていく系(銀キスイメージ)の伯爵夫人でどうでしょう。帰って来ない夫のイメージキャストは寺岡さんだな。


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そう言えば今更だけど、初演LILIESはジュニ3は岩崎さん以外全員キャスティグされてたんだ・・・再々演まで来て、晴れてジュニ3(6人)は全員LILIES経験者になりましたね。あー全員出てるのはジュニ3だけなのでは。
(4は青山さんの「リカ」が客演扱いになってるから、彼も劇団員カウント!で2人しか出てないと数えて、ひとりしか居ない2は除く)

初演はジーコさん休演を受けて、佐野さんが急遽本役ユー男爵に加えて裏ではユー男爵夫人という無茶キャストになってて、寺岡&佐野、佐野&深山という超若ーい夫婦だったんだよな~とか何か色々思い出しました。

ちなみに再演では我らがミッチがユー男爵夫人と聖ミシェル神父をやっているのですが、当初の予定?だったか、初演のキャスティング(再々演も同じだけど)を踏襲すると、ユー男爵夫人は奴隷少女をやるはずだったので、私は当初超~ワクワクしてたのを思い出します(笑)。

でも何かに問題があったのか(笑)、あの時は超変則ダブルキャストが組まれてて、奴隷少女は小林さんがひとりでやってたのであった。
今回初演モードに戻った事を見ると、やはりミッチでは可愛さが足りなかったか・・・(笑)

今回ユニベールチーム(芳樹フリーダム奴隷少女のいる回)の舞台挨拶にて石飛さんが「10人体制で(本来LILIESは9人のお芝居)、再演の時もあったから最初の囚人の紹介の台詞もあったんだけど、それを思い出しながら言ってた」みたいな事をおっしゃったのだけど、瞬間あのスーパーやさぐれ囚人だが奴隷少女はラブリー♪なジーコさんを思い出したよ。

↓ちなみに再演の変則ダブルっぷり。
・ミッチのメイン役はユー男爵夫人。裏で聖ミシェル神父。だが神父の方がむしろ役の印象強いんじゃ・・・。
・ミッチの夫(ユー男爵)は裏キャス石飛さん。石飛さんは同時に聖ミシェル神父
(今回のパターンと同じ役の兼ね方。つまり二人はダブルであり夫婦であり。)
・石飛さんのメインの役は本物シモン

・ミッチのダブルである小林さんユー男爵夫人は通しで奴隷少女
・したがって、ジーコさんは裏だと奴隷少女しか出演時間がない。のにずーっと舞台にいる今回の芳樹さん状態。を何公演もこなしていた。

・小林さんの夫(ユー男爵)は裏キャス客演大沢さん
(裏キャスだと石飛さんとダブルになる)
・大沢さんのメイン役はシモン

・・・なんか、入り組んでた・・・。
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★「LILIES」再々演。バスタブは何故出てくるのでしょう。

未だ続くスタジオライフ再々演「LILIES」感想シリーズ。
今回は特にネタバレしているので、「今回見られなかったけど次回こそ見たい!」という方はスルーしてくだいませ。



毎回あらゆる意味で色々引っかかるバスタブ。

・・・「引っかかる」の内容は、感想の一番最初に書いた「バスタブマット変更」「シモンが階段2段しか上がらない」とかも含めてだけど(笑)!

いや、だってあの話の中で突然バスタブが出てくるのって流れとして不思議で。
だから、誰かにとって、なのか、LILIESという話にとって、何か重要な意味があるんだろうと思うんだけど、毎回色々思う事が違っていて、未だ色々分からないです・・・。


初演でバスタブが出てきた瞬間に思った事は、「この時代のカナダの田舎において、バスタブが無いという事の貧乏具合はどの位??」。
さらなる貧乏度のダメ押し表現??
逆にバスタブがあるのは珍しくて、フランス時代は割と裕福だったのよ~の意味?

あと、これは毎回疑問なんだけど、ドア開けてすぐ見える位置にヴァリエがいるって事はどんだけ狭い家なんだ!という表現なのか、演劇的にそういう事になっているお約束なのか、気になる・・・。

総合すると、初演時はこの後の展開を知らないので、バスタブを見て「ティリー家の貧乏具合」について最も思いを馳せていた訳です・・・。


再演では、そもそも「バスタブ場面」は一体何のために入っているのか??がすごく気になった。
冬はものすごく寒いらしいので、うっかり冬にしかビロドー司教の時間は取れませんとかなったらヴァリエ役の囚人は確実に肺炎で死にそうな危険を冒してでも、本物の水を出す事には何か意味があるんだろうと。←いやもちろんシモンは用意周到に季節を考えて呼んだと思うけど。
そして同じ理由で現実においてもLILIESの上演は真冬はないだろうな~と思うけど。


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そして、こんなに初演再演の話を延々しているのにも関わらず、今回初めて、重大な台詞を聞き逃していた事が判明。

今まで伯爵夫人が「パリへ帰る」のを決めるのは、
初演を見た時は・・・泥ケーキ
再演を見た時は・・・「もうこれ以上望むものは何もないわ」
だと思ってた。

が、今回初めて「わーいバスタブ♪」とヴァリエが喜ぶこの場面冒頭にて「それだけじゃないのよ。明日きつね狩りに行きましょう」みたいな事を言ってる事に気づく。


ここでもう決めてたのか!!!!
何故今まで聞き逃していたのか自分!!!ヴァリエと同じ位聞き流してたよ!!

・・・という事で、今回の新たな謎は
伯爵夫人にとってのバスタブは一体何を現しているか。です。

前回はバスタブ場面自体の意義、をすごく考えたんだけど、クリスチャンの方から教えていただいた「水を浴びる=洗礼」のキーワードでものすごく納得して。

伯爵夫人にとっても基本ラインは同じなんだろうとは思うんだけど。
(前回は「シモンにとって」と「ヴァリエにとって」水を浴びるという行為が何を現しているのか、を考えたのです。)


彼女にとっては「お誕生日おめでとう♪」はバスタブときつね狩りがセットって事で、それは、何を表しているんでしょうか。が今回新たに考えた謎。

「パリへ帰る」はいつから決めていたのか。それは何故この日なのか。そこにバスタブが出てくる意味は。

ヴァリエの年齢がやっぱりキーなのかな。普通に考えて。
彼女基準だと19才は何か重要な意味があって、彼の誕生日に合わせて前々から自分の中では決めてたとか。
彼が大人になり、と同時に私のような老木は消え去るわ。という気持ち?

私は宗教的な素地が全く無い人なので今回異様に東洋っぽい感じになってるんだけど・・・「水」は基本的にどの世界においても「リセット」する「清める」ってイメージがあるから、伯爵夫人にとっては「大人になる前にヴァリエをもう一度生まれ変わらせる=バスタブにて水を浴びる」→「翌日自分は別の世界に旅立つ」という流れなのかなと。

どっちも生きてるけど輪廻転生的な感覚で。←特にセッキー親子で思った事だけど。
生まれ変わった息子に今度は自分が別の世界に送ってもらう。と。

だから、伯爵夫人にはバスタブじゃなくてもいいんだけど、ヴァリエをもう一度生まれ変わらせる儀式、が必要だったのかなと。


普通に考えたら自分の息子に自分を殺せとお願いするんだから謎すぎる行動だけど、LILIESという作品世界において、伯爵夫人とヴァリエの関係性においてはすごく理解できる流れだなと今回思った。
そう思った自分が大人になったな~とも思った。大人、というとちょっと違うけど。
私きつね狩りはやっぱり今回も最も号泣ポイントで、最後に見たカサノボー村上親子に号泣してた訳ですが・・・過去見てた時は、やっぱり伯爵夫人に反射的に「ずるい」て思っちゃったりしてたし。


シモンが来る事までを、そしてシモンがどう出るかまでは想定していたかどうかは分からないけれども。
結果として伯爵夫人にとっては一番望ましい事で、だから「これ以上望むものは何もないわ」なのかなと。


ティリー親子は虚構の世界を二人で構築して共有する事で、本質的な世界を生きている。
そこに、世の中の常識とか良識とか色々を背負ってさんざん苦悩して逃げようとして、でもやっぱり自分にとっての本当を選んだシモンが登場することで、シモンもまた生まれ変わる。

で、そこで「聖セバスチャンの殉教」台詞とリンクするのかなと。


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LILIESという作品はというか孤児ミューもそうだからブシャール作品は、何て言うか皮膚感覚というか触覚に訴えかけてくる作品という印象が私の中にあります。水や土が出てくるとかもあるのかもだけど。

だからやっぱり、今までで一番ここのバスタブ~きつね狩り~屋根裏の親子の感覚が理解できた気がするんだけど、でも、何か他の方法で死ぬ手段は無かったの~っとどうしても思うのであった。

だって首絞めるんだよ~。
いくら本人同士分かってやっているとは言っても凄まじい負担がヴァリエにかかる・・・多分彼は自分の手の感覚から逃れられないのではと思うんだけど、その割に今回の二人のヴァリエはその後のダメージがあんまり無い・・・という事は二人とも本当に母親の事理解&信頼&守ってたんだな~と思う。

凄まじすぎる親子だ・・・様々なしがらみや常識の中で、本質的に生きようとする事はそれだけ壮絶だという事なのでしょうか。


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あと単純にやっぱり、バスタブシーンって自分の「引くか、引かないか」ギリギリ場面なので(笑)、どこに集中すると自分内でOKなのか探りながら見てる・・・。
が、さすがに再々演ともなるとある意味見てる側も慣れるもんだな~とか思いました。

正直言うと、1回しかお稽古してない事は見終わってから知ったが、大して稽古してないであろう事は当然予想がついていたミックスユニベールチームは単純に何か事件が起きないか緊張したしね(笑)。←過去観劇のトラウマのせい・・・。

相手の大きさが大して変わらないマツシンはともかく、岩崎さん(相手がいきなり小さくなっている)は心なしかバスタブ内位置取りが途中で「何か遠い?」とか思ったのか調整図ってる?とかうっかり思う位殆ど「研究」になってた自分が憎い(笑)。
ここは「ヴァリエ良かったね~(泣)」とガンガンはまりにいきたい所だったが。

ま、そんな訳でLILIESは何回見ても、何かが解決した?気がしたり、新たな謎が増えたり、面白い戯曲だな~と思いました。

★「LILIES」再々演。回を重ねるごとに。

最近のスタジオライフの作品を見ると、かつて比較的頻繁に作品の根底に漂っていた「死」の感覚が薄くなり、健康的になっているような気がする。

6年ぶりに再演された今回のLILIESを見ても、全体に健康度がUPしているような。
客演さん(しかも新納さんとかカサノボーさんとか大劇場にばんばん出てる人)を呼んだ事もあって、輪郭がはっきり分かりやすくなっている事も影響しているかもしれないけど。

・・・けど、これは単に、周りに死の気配がすぐにあるわけじゃないよ。とか、伯爵夫人とヴァリエの関係に簡単に共感していくような状況にいないよ。とか、そういう見ている側の私の個人的な状況の変化(ってこの書き方すると初演時の私ってなんなんだって感じだが・笑)によって、見え方が異なっているだけという可能性もあるからよく分からないんだけど。


今回初めてご覧になった方は、LILIESという作品をどうお感じになったのかな~。
初演を見てる人、再演を見ている人、DVDを見ていた人にとってはどうなんでしょう。


特に初演高根・芳樹組の何ていうか沈み行く船に乗っているような儚さ500%なチームを思うと、すごく健康的というか健全というか前向きな方向に各登場人物が反応するのが印象に残っているんだけど。
↑初演高根組はこういう表現をしていいか分からないが、何かハムレットレベルに最後に全員死んで終わるんじゃ?位に儚かった・・・皆・・・。

出演者のキャリアとか実年齢が回を重ねるごとに上がっていっている分、全体に落ち着いて、変に若さゆえに漂う危うさとか死の感覚が出てこなくなっているのかもしれないけど。↑上記チームの特に青木版は、過去すべてのLILIESの中で最も平均年齢が若くて、ほぼ全員20代みたいなチームだった覚えが。


特に伯爵夫人親子がどんどん健康的って言い方も変だけど、普通の親子になっているように思える。
カサノボーさんも関戸さんも基本的に「自分設定に忠実に演じている人」であって、どこも狂っていないし。
二人とも生命力ありそうだし。

ヴァリエは今回二人とも結構最強な気がするし。
マツシンはひとりでも雄々しく生きて行けそうなしっかり君。
村上さんは柔軟性と愛嬌で周りから愛されて生きて行けそうな子。

二人とも共通してなんだけど、今回「母に究極の愛を捧げた」のが前向きに響いてびっくりした。とは言っても実際にやった行為を考えたらもっとダメージ受けるだろう!とか思ってみてたけど、彼等は二人とも、文字通り愛を捧げたことに対してプラスの見方をしているんだな~と。

今回、シモンもヴァリエも基本的に生命力のある、前向きさとかひたむきさとか愛され感とかに特徴のある役者陣がキャスティングされてたのは、敢えてなのか、結果的にそうなったのか、色々まだまだ気になります・・・。

★「LILIES」岩崎組。父と子の物語。

スタジオライフ LILIES 大千秋楽神戸公演 SOURCE(岩崎・村上組)チームの話を全然していないので、こちらの話も一週間経っちゃうけどします。

今回、東京では見ていなくて、いきなり神戸で、ニイロマツシン→岩崎マツシン→岩崎村上という、何そのしりとり。みたいな見方をしたのは良くなかった・・・と思う。

正直岩崎さん、1回しかお稽古してないというトンデモミックスチームの方が良かったように見えました・・・。良かったっていうか、私が理解しやすかった。


何か昨日見た人が半分位居て、そして昨日あの小さい子を愛してた?かどうかはちょっと分からないけどすごい可愛がってたはずのシモンの目の前はいきなり大きい人に変わってて(笑)、昨日は激しく愛憎渦巻いてたお父さんが今日は何かもっと恐怖の対象に変わってて、色々混乱・・・。


見た直後にシモン役に関して思ったこと。
・岩崎さんてもしかして恋愛メイン役が基本ダメな人??
・すっかり忘れていたが、彼は「母親の欠けている家庭での父と子の愛憎(両親が揃っていた頃に夫婦間に色々壮絶なやり取りがあると尚良い)」をさせたら右に出るものはいない人だった・・・。

・そしてもうひとつ忘れていたが、岩崎さんは見た目が大人なので分かり辛いが、実の所天才子役(笑)深山さんと並ぶ、マインドとしては何才下まででも何の問題もなく下がる事のできる、要するに正しく「子ども」が出来る人なのであった。
・アル中父に虐待チックに育てられたサバイバーに見える。
・→上の二つの結果、一見ちゃんと育ってる優等生19才なんだけどどこか歪みのある、すごくバランスの悪い人に見える。変な所で突然幼かったり、怯えていたり。

・岩崎さん・・・LILIESってシモンとヴァリエが愛し合うのが一番に来てほしい物語なのですが。ヴァリエよりもお父さんの方が比重が重いってどういう事だ~。
・結果、バスタブでも屋根裏部屋でもなく、「あんたは連れていない」ていう婚約パーティが一番印象に残った。

・さらに次に印象に残ったのは対リディに対してだった。
このシモンがこのリディに思わず賭けたくなる気持ちは痛いほど分かる。

・リディが「ヴァリエにだったらもっと優しいはず」みたいな事言うけど・・・いや、多分リディに対しての方が(一般的な意味では)優しいと思います・・・。
・岩崎シモンはどんなにヴァリエが好きでも、基本的には相手が男の子だと扱いが適当というか結構乱暴である事が判明(笑)。
特に最後に屋根裏部屋に行く時の対ヴァリエへの扱いが過去シモンの中で一番優しくないです(笑)。とにかく屋根裏部屋にまずは連れていかないと!という焦りが優先。←これは対マツシンも対村上さんも同じだったがマツシンは小さい分より振り回されていて大丈夫か?とか思った(笑)。


・っていうか・・・シモンって、ヴァリエの事・・・好き?????←大前提への疑問・・・すみません・・・。

うーん。
ロミジュリの時と全く同じ事思ったんだけど。
岩崎さんの舞台の印象は、いつも、親兄弟を愛するように運命的に相手を受け入れちゃうので、恋愛的に一番ほしい所の「この人だったから!」な勢いに欠けるというか。
何かこう「博愛」方向へいく傾向があるので、「みんな好きというのは誰も好きじゃないって事では」とか結構見てて思う事がある。


あ、あと、基本的に感情が暴走しない芸風の人なので、見ていて余計な事を考える隙が入るのかも。

マツシンセッキー親子の所で書いたけど、例えば松本ヴァリエは今回の周りの環境を考えると、あそこまで何の躊躇も無く真っ直ぐひたすらシモンに向かっていけるのって何故??って後から疑問に思う。

あんまり変なお母さんじゃないし、意外とひとりでもロベルバールの町で力強く生きて行けそうな生命力きらめいてるし、だからシモンに思わずしがみついちゃう部分は皆無で・・・じゃあ好きだけで暴走できるかと言うと、ちゃんと常識ありそうだし(同性愛は罪悪なんですよ~ていう。自分が常識に従うかどうかは置いておいて、とりあえず常識と自分の立ち位置をちゃんと測れる子)、シモンがあれだけ迷って困って苦悩していたら本来のこの子ならちょっと一端引きそうな気がする。

が、見ている間はとにかく二人の激烈ラブっぷりで有無を言わせず引っぱりきってるので疑問を感じさせないで見終われる。


岩崎シモンは、ヴァリエが大切な事はすごい分かるんだけど・・・。
バスタブ場面を見てすら分からないヴァリエへの愛って・・・私が岩崎さんに持ってる何か色々予断がありすぎるのか・・・。←今まで岩崎さんの恋愛モノで、本当に恋愛してる感があると思ったのってパサジェルカだけなんだもん・・・。

岩崎さんの「愛」って台詞で言うと、昔の話ですまないが死の泉再演でちびフランツ君に「愛しているわ」って言った時と同じ位に「愛だ。愛しているヴァリエ」の「愛」が何なのか大混乱した・・・。

ああ。私が岩崎さんの「愛」を理解できる日はいつ・・・(泣)。

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ということで、SOURCEチームは、私の目には「父と子の物語」でした。

前日見たミックスチーム(ユニベール)よりも当然の事ながら、対村上ヴァリエに対してはすごい安定しているため、対マツシンのような緊迫感は無い。
結果としてヴァリエに対している時よりもティモシーに対している時の方が、より比重が高く見えてしまいました・・・。

ニイロチームが一番にシモンとヴァリエの愛があって、その次に親とかその他が出てくるのに対して、岩崎チームはまずシモンとティモシーの関係があって、そこからヴァリエとかビロドーとかその他色々が発生する印象だった。


そして問題の本来の相手役ティモシー重松さん。
シモンが演じてるのを考えると、あんなにティモシー役が上手いのはどうなのよ。というのがあるかもしれないんだけど・・・田舎の町で自慢の息子を男手ひとつで何とか育て上げた、地に足が着いている存在感がある。
本当に善良に常識を信じて、でもそれ以外を受け入れない偏屈さがあって、その範囲内で息子を愛していて、そこからちょっとでもはみ出したら激しく怒ってそう。
あと、石飛さんではいまいち分からないアル中設定が重松さんを見てるとすごい分かるので、酔いにまかせて過去様々な虐待スレスレな、本人的にはしつけをしちゃってそうな感じの人。

そういうかなり問題のあるお父さんに育てられ、何ていうか岩崎シモンの頭の中には「内なる神=お父さん」が住み着いていて、もう別に改めてお父さんが何か言わなくても、お父さんがダメって言いそうなものは全部排除していく強烈な自分基準を持っている子に見える。

本物シモンはそれ位父親を意識的にも無意識的にも恐れていたし、だからこそヴァリエを失ったと思ってる。

岩崎さんが猛烈ダメっ子過ぎなのもあって、本物シモンの思いはティモシー役時にものすごい思い入れがあるように見える。ああ、あの時何故父の鞭打ちに屈してしまったのか・・・とか、何かそういう方向に後悔している感じの。

本物シモンとして枠の外にいる時よりも、ティモシーである時の印象がすごく強い。←単に私が重松さんはティモシーの時の方が好き♪と思ってそっちを中心に見てしまっている影響ももちろんある・・・ごめん・・・。


このため奥田ビロドーは相変わらず素晴らしかったのにも関わらずいまいち今回蚊帳の外に置かれている感が(泣)。

しかも河内ビロドーは何を考えているのか相変わらず分からない(泣)。
↑冒頭だけ好き。

だから奥田ビロドーと河内ビロドー司教のつながりがやっぱり薄い・・・(泣)。


このため、本物シモンが河内ビロドー司教に見せるための物語というよりも、自分が過去にした事を追体験するための劇に全体として見えたため、ビロドーは結構どうでもいいんじゃ・・・みたいに思えてしまい、ラストをどうみて良いのか分からず終了・・・。


何か今回、どのチームも、個々ではここがすごい好き!とか、この組合せは素晴らしかった!とか、この場面!とかがいっぱいあるんだけど・・・全体としてどう見ていいのか非常に戸惑って終わってしまい、自分の中で釈然としない事がたくさん残っている・・・このため延々1週間経ってもダーラダラ感想続いている訳ですが。すまぬ。

★「LILIES」新納組。新納さん、客演してくれてありがとう♪の話。

永遠に続く スタジオライフ LILIES 神戸公演 新納組感想シリーズ。

再演を見終わった時、私は次の感想を書いていました。
「次回あるとしたら、「聖セヴァスチャンの殉教」をばちっと決めて、ヴァリエを好きになっちゃったことに葛藤して、最後にヴァリエを好きだという事を自らに認めて変化し、そして最後に「いやだ。ビロドー、絶対に」が決まるシモン希望。」

新納さんありがとーう!!
私の希望は叶いました。

正直言うと、次に上演したら分かりたいなと思っていた「保守的キリスト教徒の罪及び実際に同性愛者が投獄されるという意味での罪の感覚」が分かるLILIESというのは・・・何か今まで以上に宗教観が全然分からない話になってて、「罪」という感覚自体何かどっかいっちゃった感があったのですが・・・唯一何となく伝わってきたのが新納さんのシモンだった。

新納さんのシモンは大前提としてまずヴァリエにどうしようもなく惹かれています。が一番にある。

で、そこから例えば聖セバスチャンの殉教の冒頭お稽古場面にて、揺れ動く気持ちと、でもヴァリエが好きなんだ、という感情と、その事への後ろめたさと、それがどの位禁忌なのか自分でちゃんとわかってる事と、そしてそれは愛憎様々併せ持つ父親に絶対に知られてはならない事なんだという事が表現される。

彼がどれ位ヴァリエを好きで、でもどれ位離れないといけないと思っていて、どの位それが苦しいのか、自分にとっての真実を選ぶ事がどの位難しいのか、「聖セバスチャンの殉教」劇とちゃんとリンクして分かった。

あと今回やっぱり囚人劇とは言え、新納さんも松本さんも19才設定がちゃんとあったのがすごい良かったと思う。
大人と子どもの狭間にいる彼等の幼さともう大人である部分と、あと、彼等を取り巻く大人とのやり取りがすごく納得いった。


うーん。
でも、今回ほんっとうに私は新納さんのシモンが好きなんだけど、彼の周りにいる人々が・・・マツシンとはものすごくよかった(マツシンを引っぱりあげてくれてありがとう~)、父親との葛藤および父親役をやっているシモンへの気遣いが見られる石飛さんとも良かった・・・でも、やっぱり全体としてどう見ていいのかすごい困るチームだったのが本当に無念・・・。


新納さんは単純に形がすごく決まる!というさすがミュージカル畑の人!というのがあって、例えばすごいどうでもいいんだけど、バスタブ出てきたヴァリエへのシーツかけがものすごく上手い!(←多分マツシンが小さいからやり易いのもあろうと思うがこんなに上手にシーツかけした人初めて見た。ちょっと感動した・笑)とか、囚人としてただビロドーを睨み付けているだけで素敵!とか、あと、とにかくヴァリエを超大切に扱っているとかetc.
見てて、ライフは心情重視だから見た目の細部は結構その人任せだったりするけど、もっと型を意識してもいいんじゃないかな~と思った。

今回のLILIESでは色々と返って迷宮に入った事が多かったのだけど、新納シモンは私に新たな目を開かせてくれたのとすごく納得いった事がたくさんあって、出てくれてありがとう!!と思いました。

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サクラサクラコ

Author:サクラサクラコ
劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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