閑古鳥日記

劇団Studio Life(スタジオライフ)所属俳優 前田倫良さんと、ライフのみの話題を無理矢理続ける日記。

Category [【2011年の作品】 ] 記事一覧

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★『夏の夜の夢』を見る。まずは一言。

十二夜で力尽きたので、まずは一言。

・そうだ!私、岩崎さんのこと好きだったんだよ!(笑)。
今の気持ちに一番近いライフセリフ的には「・・・忘れてた。あなたを愛してる」(だっけ?そんな感じのリディ。何となく甲斐さんイメージで)でしょうかね!

・そして。やっぱり私、笠原御大の事大好きだ~!!!!
そしてステキすぎる塀。
そしてそして、「若造役」だと、本当にいつ見ても何していても、当たり前なんだけど本当に若造でしかないことが素晴らしかった。

しかし再々演の今回、この二人のデュエットが削られたのもあり、二人がいちゃいちゃラブラブしている場面がほぼ無いのが無念~。作品中敵対してる時間の方が長い・・・。


・あと、マキシーが再々演にしてやっと!!見た目も含めてパーフェクトシーシアスで本当に良かったよ!!!
・緒方さんのフィロストレイトが大好きなのに!!!全員配置についたら私の席からだとヒポリタと皆既日食に(号泣)。
・でも、ヒポリタが前に出てきたらやっと彼の顔が見えて、その時やっぱりすごくいい表情をしていて、それを見たら泣きそうになった。

・あの場面、唯一、別キャラクターで出演している緒方さん。ディミートリアスの時は完全他人事だった!(笑)
・だって一番はヘレナの動向だもんね。
・そんなただ見てる場面でも明確に全然別の表情を見せる緒方さんが大好きです。

・しかしいつでもどの組み合わせでも、この場面ライサンダーはハーミアをほったらかしがちで、ディミーとヘレナはラブ度が高いのは演出なのか??
・関戸ライサンダーはさすが元ヘレナ役者。一番ハーミアにラブラブしてました♪


・・・てとりあえず一言と言いながら何かいっぱい書いてるけど、また落ち着いたらちゃんと感想書きます。
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★スタジオライフシェイクスピア祭り。「十二夜」を見る。がっくんとにかくがんばれ!!

ご無沙汰なのにいきなり本題に入りますが、見てきました。
スタジオライフ今年最後の本公演、シェイクスピア祭り、夏の夜の夢、十二夜。

久々に、劇団員だけのカンパニーで、とてもファミリー感があって、ライフらしくて、落ち着くなあと思った。
・・・ええ。普通にそう思ったの(笑)。

居たよ客演。忘れてた。だってシェイクスピア皆勤だし、劇団員よりもライフ出てるんじゃないかって感じだし、いいじゃん(笑)。岳大さんは劇団員カウントで。

ちょっと話はずれますが、今回パンフレットを購入したのですね。←でかいハーミアから買った~。近くで見ても可愛い♪大好き♪でもハーミアとかヘレナ扮装でものすごい普通の美男子テンションで「1600円です」とか言われると、毎回そうだけどちょっと面白い気持ちに。

パンフレット、今回は2本立てだし、特に夏夢は明確な主役がいる訳ではないので、宝塚で言うところの「おとめ」方式=キャリア順でずらーっと人物紹介がされていたんです。
ジュニ1のアニキから始まり~フレッシュまで。最後にシニア枠。

普通客演の方がいらしたら、特別枠に入るではないですか。
が、普通にジュニ3枠(岩崎大さんと青木隆敏さんの間)に入っていた(笑)。

劇団公式名誉団員でいいのではもう。←あと新納さんで。

そして私が見に行った日は、十二夜がマチネ、笠原御大チームの夏夢がソワレだった。
岳大さん、大丈夫か!!!!!!!!

ライフは「華」として呼んだ客演はともかく、「出来る客演」を呼ぶと異常に働かせるイメージがある。
裏役が全然裏じゃない役だったりとか。やたら何役もやってたりとか。例)パサジェルカ死の泉の時の前田さん。LILIES再演大沢健さん。再々演新納さん。新納さんは出るたびなぜか裏役で女子やってるし!

あと御大も意外と激しく動いていたので心配だった。

今回、比較的メインはばらけているんだけど、一部異様に大変な人がいる気が。
岳大さん、ソワレの夏夢はかなりグダグダだった。本来、プロとしてはダメなのかもしれないけど、そもそも岳大さんにそんな役づけする方が悪いと思うので、何かもうとにかくがんばれ~と祈るような気持ちに(笑)。

岳大さんてもっと歌うまかったと思うしな・・・というか昼間の方が確実にうまかったんだよ・・・とか思ったのであった。
彼が今22歳とかならアリかもしれないが、もうそういう「若さで乗り切るぞ!」という年齢じゃないのよ~(笑)!


という事で以下は派手にネタバレしますのでご注意を。

★☆;"・.★☆;"・.★☆;"・.★☆

さて十二夜。

正直言うと、初演を見たときに、やっぱりライフでやるのは難しいなと感じた作品でした。
夏夢と違って勢いで押すことができない、あくまで台詞劇であって、台詞の面白さを堪能する作品なのかなと。
だから、実際に若い子で見る事よりも、ものすごい名優(50代)とかが平気でオリヴィアとかやるのを見た方が面白いんじゃないかな~と。

あと、まつしんがかわい子ぶりすぎるので、まつしんの可愛さをもってしても正直ちょっと不気味だった・・・(笑)。
むしろ芳樹さんレベルに作りこんじゃった方がいいのかも。とも思った。


今回。
初演の感想が正直覆されることはなかったのだけど、自分が慣れたのか、何かが異なっているのか、前よりもすんなり受け入れられました。

でもやっぱり、まつしんの素晴らしき「色づく前の青りんご」感を活かすべく、かわいこぶりを抑え目にしてもよかったんじゃないかな~と今回も思ってしまいました・・・。

ライフの役者はみんなそういう傾向があるけど、特にまつしんは「まだ、どちらでもない」という意味での中性的な少年性、少女性を今もなお身にまとう事のできる役者さんなので。

ものすごい女の子女の子したヴァイオラが無理やり男装している、という訳ではなく、もともと「まだどちらでも無いのでどちらにも転べる」女の子が、男の子としてお小姓になるのが十二夜という物語だと思う。
だから、松本さんが時々「だって、女の子だもん!」というものすごくわかりやすい態度を取るのが何かやっぱりちょっと不気味なの~。←すごく失礼な言い回しですみませぬ。

全体では十分楽しめたけれども、やっぱりちょっとココが引っ掛かるなあみたいな所はちょっとあった、物語でした。

とりあえず思ったことを羅列してみる。

・石飛さんを帝劇で見たから「帝劇のグランが今ここに!」みたいな妙な感動に包まれ、冒頭で涙目に(笑)。
・石飛さんの歌はやっぱりいいなあ。
・でも、山崎さんに対しても思ったけど、さらに、石飛さんだと道化にしてはちょっと重々しさが加わりすぎるんだよなあ。
・道化は最初と最後を締める人なので、歌が上手いことも必要かもしれないけれども、もっと軽みのある人の方がいいと思うんだよな・・・と思うと倉本さんがやっぱり思い浮かんじゃうんだけど。パック枠。

・篠田さんと神野さんが誰だか分らなかった。篠田さんは途中で分かったけど、今回席が前過ぎて神野さんの身長が高く見えて、余計に「ライフにこんな人いた???」と一生懸命考えてたよ・・・。

・ものすごい前の席で見たのだが、こんなに近くで見ても素晴らしい松本さん&関戸さんの双子感は本当に素晴らしい。ミラクルな双子感。

・曽世海司氏のぽやっと公爵の登場時にヴァイオラが「かっこいい」というのがすっごい可愛い(笑)!
・オーシーノはもっと若ぶってもいいんじゃないかしらそぜっち。

・岩崎さんのアントーニオが出落ちすぎて素晴らしい衣装!!お財布の仕掛けが気になる。
・岩崎さんが女子メインで裏で男子の時よくやるあのつやっとした髪型が結構好き。かっこいい(笑)。
・岩崎さんて派手なんだなと実感。アントーニオの動向がいつも気になる。すごく可愛い。
しかし、ガチっぽさ(笑)とセバスチャンとの並びの良さは牧島さんに軍配が。セバスチャンがほんっとうに素直にアントーニオ大好き!な人なので、それを受ける人としては関戸・牧島コンビが一番よいかな~と。
岩崎さんは単体ですごく可愛いので見ていて楽しい。特に好きなのは、セバスチャンがオリヴィアをくるくる回してる時に足がアントーニオにばんって当たる所(笑)。切なすぎる~(笑)。
・周りの状況にいちいち派手な顔芸で反応しているので目が離せませんでした・・・。

・やっぱり全体に弾み方が足りなくなるこの物語をあっはは~と駆け抜けていく軽やかな笠原御大は偉大だ。
大好きだ。そしえ意外と激しく動いていた。前回こんなにみんな激しかった??

・前も突然出てきてアンタ誰?と思ったフェイビアン。やっぱり思ったよ。どういう人なんだっけ?
・牧島さんは今回夏夢も含めて、一番まともな衣装・メイク。が、十二夜は見た目みんな不思議メイクなので、フェイビアンが妙に地味になってしまったナリ。
・この役、もっとふざけた印象の人がやった方がいいかも~とか、生真面目な役とかいっそ気持ち悪い役とかがはまるまきしーを見ながら思いました。そんな印象のライフ役者いないけどさ~。

・うのあきらイメージにしては衣装割と普通だなと思っていたが、ああ!と思ったのはやっぱりサーアンドルー。
青木さん相変わらずのダメっ子。可愛い。しかしエヴァネタとか、エリカ様とかは私の中では微妙かな~。さじ加減の問題だとは思うのだが。サーアンドルー的には世間知らなさそうだから時事ネタ?が降ってわいてはいかん気がする。
ただエリカ様はすごい可愛かったんだけど!

・及川アニキは本当にいつ見てもフィギュアだ。可愛い。今回ライフ中年陣(笑)の奮闘ぶりに、私もアニキのごとく「若返るわ~~っ」と叫び、体力増進計画を立てる事を心に誓った。
お金を取ろうとする時にフタを頭で留めるのがすっごい可愛い♪

・アニキと関戸カップルはいつ見ても可愛くてすごく好きです。関戸さんはあんまり男子側でカップルが無いんだけど何かほのぼのしていいんだよね~。

・関戸さんの明るく能天気でさわやかなセバスチャンが大好きです。

・岳大さん衣装変更により、実はけっこうな美脚であることが判明。
何かミニとか履いてニーソックスとか履けば。それがどんな役かはわからんが。

・しかしマルヴォーリオへのいたずらは「いたずら」で収まるかというと結構びっくりする位残酷だろ。と今回も思う。これを「悪ふざけ」に留めるためには岳大さん演じる所のマルヴォーリオのキャラクターにかかってるが、彼のイヤミな感じや、リアルな造型というよりも「キャラクター」な感じな所がよかったと思う。やっぱり今回も本当ライフに客演してくれてありがとうね。と思う。

・そして悪ふざけチームの軽やかさを一心に背負う御大サートービー。素晴らしかったです。
・でも基本ライフ役者は割と重い人が多いんだよな・・・やっぱりちょっと微妙なんだよな・・・。

・マライアは切ない・・・。林さん毒々しい方を前面に出す役多いけど、切なさ担当なんだよ本当は!
・マライアって十二夜の中で一番可愛くて本人に合った衣装着てない?
・林さんはもし女の子に生まれてたら宝塚に入ったらいいと思う。と思ったメイク映えする顔だよな。
・今回メイクって本人?林さんは相変わらず素晴らしき外見力で登場しているが。

・果たし状とか、マライアが書いたお嬢様の手紙とか、もしや全部林さんが書いてたりする?
・果たし状、サートービーが「いきなり字が小さくなった」と言っていた箇所は、後から追加するかっこがついていて本当に小さかった。芸が細かい。後から、「説明しないとわからないな」とか「あ!一文字抜けた!」みたいな箇所に付け足しが書かれていて面白い。

・コーラス隊は何気に素晴らしい運動神経を見せていた。みんなよかったけど、やっぱり奥田さんの顔芸には一日の長がある。

・そうだ。まつしんが明らかに歌が上手くなっていた。よかったよかった。

・ヴァイオラとセバスチャンの再会場面は思わず泣きそうになる。
・最初と最後の歌は、内容というよりもメロディーに感動する。


・ライフ、次にシェイクスピアやるなら、悲劇ではなく間違いの喜劇とかやればいいのに~。
・あと、単に今までの作品の並びで見てみたい、で言えば、船戸さんと松本さんのオセロー。イアーゴーは林さんで。イアーゴー妻は本当は吉田隆太さんがいいんだけどなぜ役者辞めたんだ~今も未練。
あと船戸マクベスと林マクベス夫人。三魔女は石飛さん、青木さん、原田さんがいいです。
不幸オーラ全開で芳樹さんのハムレット。何もかもを不幸オーラでなぎ倒していき、でも本人はあくまで一人苦悩する。

★『リアル・シンデレラ・ストーリー』を見る。女性陣はみんな可愛い(笑)!

もうちょっと続きます。今さらリアル・シンデレラ・ストーリー。

シンデレラ継母一家は本当にみんな素晴らしかったです(笑)。

・継母=林勇輔さん。ディズニーアニメの基本悪役!!!!といった外見で鉄板すぎる役柄。
舌鋒鋭く舞踏会の娘たちにツッコミを入れるが皆ついて来られない!!がんばろう!!みんな(笑)!!

舞踏会大乱闘時、途中で原田さんが入ろうとしてまた戻ったんだけど(笑)、すかさずツッコミを入れ、その後「今来なさいよっ」て時に原田さんが躊躇してたのが面白かった(笑)。

一挙手一投足が面白かったのだが、途中で極妻化するところとか、青木さんをギリギリいじめている所とか、ラストのひっくり返しからの問いかけとか、全てが印象的だった。

今年はファントムで久々に全く系統の違う役が見られたけど、後半戦は林さん鉄板役が続くので、ラストはお祭りを楽しみたいな~と思います。

・アナスターシア=鈴木智久さん。
以前、鈴木さんの魅力について「無自覚な女性らしさ」が出せる所。と書きましたが、思いっきり女子女子したヤツも行けるようになってました(笑)。思い切りいい人だなあ。
見た目も明らかに回を重ねる毎に進化している鈴木女子。今後が楽しみです。
お母様とおかいものの話してる所とか、舞踏会でキャピっている所とか、いちいち可愛い。
冒頭のバブル女子も可愛かったです(笑)。

・ドリセラ=平井正行さん&織田和晃さん。
鈴木さんが金髪ヅラですごく可愛かったのに対し、妹ちゃんは黒髪の縦ロールのヅラだったのですね。
で、平井さんから私は見たのだが、明らかに平井さんは「女・・・役・・・??」というタイプなので、かえってこの作り物っぽさが際立つ妙なヅラがしっくりきて、何とも言えない味のある女の子になっていた。
強烈なお母さんとお姉さんの影に隠れつつもついていく感じが可愛い。
平井さん(多分素に一番近い役は岩波君だろう、という印象の役者さん)が「ナントカなのよ」て言っているだけで面白いというプラスポイント(笑)があるので愛すべき子だった。

一方、織田さんは「可愛いに決まっている」前提だったため、見た時に「思ってたよりも可愛くない(号泣)」とかつい思ってしまったのであった・・・。あの黒髪ヅラはなかなか難しい。
織田さんに似合うもーっとブリブリしたヅラ(アナスターシアと一緒じゃダメだったら、茶系でハーフアップでくるくるするとか?)被ってほしかったなり。
いつでも小動物な織田さんなので、やっぱりお姉さんの後ろをちょこちょこ着いていくカワイコちゃんであった。

・父=関戸さん、奥田さんの裏役。
表は主人公だがめちゃくちゃ冴えない!ので、正直どっちも父の方が色々変なキャラクターなんだけどかっこいい(笑)。
奥田さんも関戸さんも何となく小柄なイメージがあるので、林さんと並ぶと、そうだったそんなに小さい訳じゃなかった!と思い出す。

奥田さんはラスト、サマンサに話しかける所が何か好き。
関戸さんは林ママをエスコートしてる所が何かすき。

・所で、ひとつ下の記事の感想、読み返したら主人公3人組の具体的な場面を何一つ書いてなかった・・・。
実は後半をあまり覚えていなくて、前半の「ナンパ術」とか、「エッサッサ」とか、「踏み絵」とかばかりが思い浮かぶのであった・・・。

石飛さんのバブルすぎるナンパ師、変な女役要員アレックス=神野さんの♪口笛は何故~♪スキップ&松村さんの華麗すぎるスキップ(笑)等が私の前半ハイライト。

・冒頭のモテない男子陣。これは「80年代のモテない男子服」なのか「現代のオタク」なのかちょっと分かりかねるが、安定したオタク緒方さんの活躍が目立った。緒方さんはどこを目指しているのか、ライフかっこいいのに気持ち悪い役二大巨頭、小野健太郎氏と牧島進一氏に割って入るのか、今後も見守っていきたいと思う。
平井さんの何となく挙動不審な男っぷりは初期の寺岡兄さんを思い出させるので、彼の今後も期待。

☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆

全体感想を書いてみて、自分でも何が引っかかったのか色々考えてみた。やはりテーマが2つあってそれが微妙にかみあっていない事と、時代背景に対する感覚なんだろうなと思う。

冒頭提示されるテーマは「モテない僕たちはとにかくモテたい!でも冴えない金ない仕事ない家ない!」を解決して、モテ男子になるぞ~!
が、その後の展開は→シンデレラの世界でシンデレラを助けてね!という命題→今見えているものは本当に正しい?あなた次第で現実はどうとでも見え方が変わる。→3人組ショック!→女は男よりも全然したたかで怖いのよ→でもそんな女性に結局は惹かれてしまう僕たち。終わり。

ここで、微妙に別のテーマである2つが入り混じっていて、しかもシンデレラのストーリーで大きなテーマとなっているのは途中から出てきた方で、そして最初に提示されたテーマと実はリンクしていない。事に引っかかったような気がする。

「今見えているものは本当に正しい?あなた次第で現実はどうとでも見え方が変わる。」という部分が一大テーマとして出てきていると思うのだが、(「一番大切なのは物語の作者だ」的な台詞が出てくる)これは冒頭とラストの「モテたい!」→「でも女子はもっとしたたかよ~」→「でもそんな女性に結局惹かれちゃうの!」という流れとは別だと思う。

「本当は女の子ってしたたかなの!」を言いたいだけだったら、別にシンデレラの物語のひっくり返しは要らない。
シンデレラは結局どちらにしても従順に微笑んで、ただ、チャンスは逃さないというだけだから。彼女には裏の顔がある訳ではない。
別にみんな悪役のままで構わない。

だけど、多分倉田さんの気合が入っているのはひっくり返しの方で、でもそうすると物語冒頭とラストといまいち繋がらず、色々大混乱だったのだと思う。

あと、やはり全体に流れる「バブルの価値観」を、今現在の、不況下でしか生活した事のない役者陣と、多分不況下でしか生きてきていない人の方が多いであろう、また、経験したとしても遠い記憶になっている観客で共有する事の意義が分からなかった事での置いていかれ感。

パンジー・メイズの時もそうなんだけど、時代設定が明らかにテーマと重なる場合、時代が変わったらそこに何らかの意味を見出す必要があり、もし無いならば物語を変える必要があると思うのだが、ライフはその辺りが無自覚に思える。

今、敢えて、この物語を世に出す意味、について、どういった思いを持って上演作品を決めているのかとても疑問。

今まで倉田オリジナルは、WHITE、TAMAGOYAKI、パンジー・メイズ、ちょっと番外でブギトゥ・バグースと見てきて、今回も見てみて・・・やっぱり、WHITEが一番、時代背景からは自由な作品だから今も新人公演定番なんだな、と思った。


う~ん今後のライフ若手公演系の演目選びが色々気になる・・・。
いっそ「勉強会」でいいから、ジアザー演目を若手にがつがつやらせるとか、どうでしょう?
「新人公演」は、WHITEかTAMAGOYAKIに決定して、こちらは「全員で一致団結してがんばるぞ!」という雰囲気・意気込みを前面に出す。
「若手公演」は、本当に役者の勉強になるような、ホテル・ボルティモアとか、Happy Familiesのような、じっくりお芝居する戯曲に挑戦、でどうでしょうライフの人よ。こちらは情熱押しではどうにもならないがっつり芝居、で。

★『リアル・シンデレラ・ストーリー』を見る。堀川女子、意外に美人!!

様々に釈然としない思いが残されたスタジオライフ若手公演「リアル・シンデレラ・ストーリー」。

だがウエストエンドにこんなに詰められた事は久々だった。大人気。

多分、今回の作品が支持されてというよりは、前回のファントムが良かったからだと思う。
ライフのファンとしてちょっと「ああ~」と思うのは、大体「よかった!!!」次の作品が「あれれ・・・」て事になったり、客演でファンを増やしたと思われる劇団員の次の劇団の作品の役が「それ?」て所にいったりする事なんだよな・・・。

私はそういうライフの三振かホームランを打つチャレンジャーな所も含めて何だかんだ目が離せない訳ですが、普通は次見に行って「あれれ」となったら、その次は行かないもん。←私が見に行った時は奇跡的に!ずーっと私が好き!だと思うテイストの作品が1年続いてくれた。その後あれ?となる作品は多々あったが!割とそういうやっちゃった感も含めてもう好き(笑)。

ファントムご覧になって、スタジオライフがいい!と思った方には、むしろこの作品ではなく次のシェイクスピアを見てほしいです・・・。

☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆

さてテンションがずっと低い感想だが!でも、役者陣個々は色々と楽しめたので、以下、ちょこちょこと個人感想を。

・主人公3人組はそもそも全然主人公じゃないのが不憫であった。
ガラスの靴チームの方がまとまりがあったように思う。
全体に皆オタク演技(笑)がうまかった。

・ガラスの靴チームの3人組。
・山田=ネロ=関戸博一氏。関戸さんの外見は役者として一番ずるいよなと思う。あの身長とスタイルとメイクでどうにでもなる顔立ちは、要するに何にでもなれるという素晴らしい武器。十二夜で見ればかっこいいし、ボルティモアで見れば美脚姉さんだし、子どもから大人まで、男も女も何でもいける。という事で、今回の「冴えなさ」加減が素晴らしかった!本当に冴えない(笑)!

・中村=ジョン=緒方和也さん。何故か若手系の公演ではオタクを良く見る気が。一応キレイ系劇団で売っているはずの劇団スタジオライフに所属する俳優として疑問に思う位オタク演技が上手い(笑)。観客を引かせつつも引かせすぎない(笑)、絶妙のバランスのオタク感。
しかしそもそも彼がオタクである必要があったかどうだか分からんが!

・青木=アレックス=松村泰一郎さん。むしろ開演前の方が印象的(笑)。彼はジーコさん系の方だったのですね・・・。関戸さんが説明している前に普通に立っちゃったり、話聞いてなかったり、フリーダムな行動を取る彼。たまたまやってきた荒木健太朗氏は、関戸さんに「あまりフレッシュと関わっていないからよく知らないんだけど・・・松村ってこんなヤツだったの?」と聞いていた(笑)。せっきーは「こういうヤツ。すごいマイペース。でも可愛い♪」という事を返していた。
松村さんからパンフを購入したのだが、何かすごい小さい子みたいで可愛かった♪ので意外でした。すごいテキパキした感じの人なのかと思ってた・・・。

劇中、他の二人に比べるとダッサー衣装が似合ってない(笑)。けど、それは現代人としては別にそんなにマイナスではないというか、むしろ似合いすぎたせっきー&緒方さんはどうなんだという気も(笑)!

全体にこのチームは「内向き」に色々考える人たちだから、シンデレラにもすごい同情して勝手に自分を重ね落胆し・・・という独り相撲感があって、だからまとまっていたように思えたのかも。


・金の靴チームの3人組。
・山田=ネロ=奥田努さん。「軽いノリ」な人らしいのだが、奥田さんの(ご本人のキャラクターはともかく)舞台の印象は基本的に「重い」ので、そこがちょっと合わなかった気が~。
体鍛えるシーンのスクワット。さすがの、他の人とは一線を画したちゃんとしたスクワットだった。

・中村=ジョン=堀川剛史さん。堀川さんはやっぱりかっこいいよな~ダッサー衣装でも~。最近大きめかっこいい系男子がそんなにいないので、今後がますます楽しみに。

・青木=アレックス=神野明人さん。スヌーピー好きそう(笑)。青木は「お兄さんが好きだ~」の意味が分からん!山田と中村と同じ位きょとんとした・・・。コンプレックスの対象って事だと素直に思ってたら何かひっかかる台詞があるし。謎。

・教師1と2の原田洋二郎さんと冨士亮太さん。
倉田オリジナルはこういう人間とは違う生き物。みたいのが必ず出てくるのが基本なんだろうか。一応人間なんだけど、系統としてはハクションとか本の妖精ティンクとかと同じだよね?
冨士さん、WHITEのプレイボーイゲストの時を思い出すトンデモ衣装だが、これが本衣装て!!
しかしこれが似合うのが恐ろしい。原田さんも。原田さんは何かティンクを思い出したよ。

二人は家来の時がすごく可愛い。変な王子をよしよししている時とか、王妃募集している時とか。

・ジークフリート=石飛幸治さん。ああ。レ・ミゼ見てせっかく石飛さんのファンになった方が目にするのがこれって・・・涙・・・。
このトンデモ衣装で何故モテモテ男設定なんだ(笑)!!
そしてサマンサは石飛さんすぎる役であった。死んじゃう所、自分でお墓用意してくのが何か可愛い(笑)。

・ウォルト=倉本徹さん。私が色々文句をつけつつも!それなりに作品を楽しみ最後までドン引きしなかったのは、ひとえに倉本さんの訳の分からないテンションに助けられたからだと思う。
最初と最後を締めるのが倉本さんのモテモテ男。とにかくトップテンションで冴えない男子たちを引っぱりきったのは素晴らしい。
ソワレを見た時に小道具が壊れちゃったんだけど、すかさずそれを使ってフォローする辺りはさすがであった。笑ってたけど(笑)!
ラストも、何かよく分からないけど倉本さんのキメ顔?で幕を閉じるのだが、何かよく分からないけど好き(笑)。

・シンデレラ=青木隆敏さん。青木さんは笑わない方が美人なんだなと思った。彼の体型は男性の時はちょっと薄すぎて大丈夫か?という何か人工的な雰囲気を醸し出したり(←マージナル)、頼りなさや隙を感じさせたり(←ドラキュラ)するんだけど、女子衣装を着せた時にはすごい似合うんだよな~と改めて思った。
青木さんのお人形系の時の、本当に瞳に何の感情も映さないあり方はちょっと怖くてすごい。
青木さんはすごく人間的なんだけど、同時に人工物系がやっぱり似合うので、本当に見た目も、中身も、素晴らしくお人形でした。可愛い♪でも怖い。
ラストのモンローっぽい感じの役の超スリット服を見つつ、ああ。ボルティモアの姉さんが見たいっす~。と思ったので、前も書いたが大人たちで再演してほしいです。

・王子=山本芳樹さん。ああ。ファントムで親子だったあの二人が王子とシンデレラで再会してるなんて~(泣)。とかちょっと思った。と同時に、何故か「芳樹さんと青木さんと言えばなんだろう?」と考えながら唐突にSonsが思い浮かび、ジュニア・・・涙。とか色々邪念が渦巻いていた。
青木さんあの役とシンデレラしゃべり方似てるし、思い出したのかな~。
この役敢えて芳樹さんが出る必要があったのかよく分からないが、この人に「変な王子」みたいな役を振ってはあかんやろ。という事を改めて感じた。が、やり過ぎなのかどうかもよくわから~ん。
芳樹さんは普段の声と口調がすごく素敵なのに、こういう役やるとアニメしゃべりを始めちゃうのは何故~。
割とどんな女子にも愛想がいい所は素晴らしいと思った(笑)。

・舞踏会の人々。
主人公3人組が裏役でやっている訳ですが。
・関戸さんは普通に可愛い。安定の女子っぷり。だが相変わらず目の細さをいじられまくっていた(笑)。林さんからの攻撃を受けて、他の二人がせっきーに振ったが返せず、悔しがっていたのが可愛い(笑)♪
・緒方さんは何故女装すると「奥様」風になるのか。後の二人を引率してきた風になっていた。アンタはもう結婚してるだろう!という感じに。
・松村さんは安定のラブリーメガネっ娘。林さんには「可愛いだけの役者はナントカ」て言われてたんだけど忘れちゃった・・・。

・堀川女子は予想外に意外と綺麗!!!他の人々は基本「可愛い」印象なんだけど、堀川さんは美人さんであった。
林ママには「場末のバーナンバー2」と言われていたが(笑)!
いや~堀川さんに女子が振られる事は無いと思ってたけど、笠原さんやら岩崎さんにも普通に女性役振る劇団であるライフ、堀川氏に本気女子役を振る日も近い。女役だとどんななのか一度見てみたいです。
・奥田女子は完全に出落ちとして登場していた。奥田さんデイジーとかでは本気女子やってたじゃん!(まああれは全員女子だから何でもアリだけど)もっと可愛い路線を目指してくれていいのに~。周りからは「しゃくれ」とさんざんツッコミを入れられていた。
・神野お嬢様は「あのおじさん原宿で見た」だっけ?そんな感じのツッコミを受けていたが、でも、こういう女の子居るよね!てリアルな女子でした(笑)

★今更語る『リアル・シンデレラ・ストーリー』

既に3週間経ってしまい9月も半ばだが、メモしてたのを直す気力なくこのまま上げる(笑)。ごめん!!


・・・という事で、8月も終わりの頃、スタジオライフの若手公演「リアル・シンデレラ・ストーリー」を見に行きました。
今回は一人マチソワで寂しかったのだが、何とマチネで友人と偶然出会う!!うれしい♪久しぶりにたくさんお話をさせて戴いてとても有意義なひと時を過ごす事ができました。幸せ。

何度ウエストエンドに行っても、マチソワ間でお茶とかするお店を開拓できていないのだが(笑)、新たなお店を教えて頂いたし。ありがたや。

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正直な所、何が言いたいのか分からない物語だった・・・。

冴えない男子3人組が主役として登場し、シンデレラの世界の中で彼らの答えを見つける!ような展開で始まるのに、途中からシンデレラ自体が主軸となり、突然終了・・・。

パンジー・メイズよりも、どちらかと言えば突然の飛躍した物語の終わりにおいていかれる。という点で、ブギトゥ・バグースを思い出しました。

「モテたいけど全然モテない!!」3人組が、何とか「モテたい!!」「だからモテモテな人から学びたい!」的な方向性で始まっているんだけど、それとシンデレラの物語がうまく繋がっていない。微妙にずれたままに、主軸自体も動いて、そして彼らの話は全く決着がつかないままに終わってしまう。

うーん・・・。

物語自体のつながりの悪さと、あと、パンジー・メイズと同じように、「この時代だからこそ成立した物語」である所の本作を、何故、今、敢えて上演するのかの意味が全くわからなかったです・・・無念・・・。

見ながら色々邪念が浮かんでいたのも物語に集中できていなかった証であろう・・・青木さんと関戸さん見ながら「今こそボルティモアを見たい!」とかしきりに思ったし・・・。
何故ボルティモアなのかは分からんが。青木さんの女子女子した感じから?


今回のモテない3人組。今と「モテない」の基準がそもそも違うと思う。当時は彼らの見た目がたとえものすごいイケメンだったとしても、すごく性格が良かったとしても、学歴と現在の家と職業で跳ねられる状況だったと思われる。

でもその感覚は、多分演者にも観客にも現在あまりなじみの無いものだと思う。
そこから現代人が分かる接点を追求した結果の、何故か若手公演系だとオタク演技が炸裂する(笑)緒方さんのオタク造型だったり、関戸さんのずるい外見を生かした冴えない雰囲気だったり、だったのだと思う。
でもその時点で、主人公たちのキャラクターが「オタク」である事と、この物語の中での彼らの立ち位置は相容れないとまでは言わないけどちょっと引っ掛かりを感じる所があり、物語全体の整合性が多分初演時とはずれたのではと思う。

彼らが中途半端に自らの背景を語るのだが、かと言ってそこは特に深まらない。
だったら彼らの背景は特に謎のままでも良かったような気がする。


そしてシンデレラ側の物語。・・・一見かわいそうで従順そうに見えるシンデレラだけど実はちゃっかりした娘で男よりも全然したたかだよ~というひっくり返しがあるのだが・・・今見ると、別にそんなとりわけしたたかな子という訳でもない気が。

シンデレラ自体の内面は全然出てこないので、見えている表面だと「ひたすら状況に甘んじて、でも、千載一遇のチャンスはしっかりGET.男選びは現実派。性格はどんな人でも気にせず、一国の王子の妻という安定した立場を取る」という子なんだけど・・・それってその事で主人公3人組が打ちのめされる程の衝撃ではなかろうと思うのだが。

割と普通の子だよね?シンデレラ。
というか、これってマルガレーテだろう!と思ったのだが。←死の泉の。グレーテは無自覚にそれをやる最強の子だけど。
むしろ継母&姉たちの方が、そんな人いないだろう!という清冽さを持っている感じがする。

最後はそんなシンデレラ=女性たちの本音を見てしまって衝撃?幻滅?しつつも、でも女性を追いかけちゃうの!完。

て感じなのだが、色々釈然としない!


シンデレラの物語が伝えている事は二つあって「今見えている事=分かりやすい予定調和かつ勧善懲悪な世界は、果たして本当にそうか分からないよ。ぱっと見て決め付けると痛い目みるよ」という事と「か弱い儚げな女性に注意!本当にそんな女子は居ない(笑)!」という事だと思うのだが、そこと、男子3人組が抱えている事とやっぱりうまくリンクしなかったような気がする。

「だって王子様はいい人って決まっていて、継母は意地悪な顔をして登場してやっぱり意地が悪いと決まっている」みたいな事を3人が言うんだけど、そこにショックを受ける事と、彼らのスタート時が繋がらないのでとっても唐突な印象を受けてしまい、全体に色々おいていかれてしまいました。

この作品を、今回見て、すごく好きだと思われた方は、どういった部分がお好きだったのかすごく知りたい~。
どの部分にフォーカスすればいいんだろう・・・。
言いたい事は何となく分かるんだけど、それがちょっとうまく整理されていなくて、混沌としたままに世に出た作品という感じがして、何だか狐につままれたように終わってしまった・・・無念なり。


でも、役者陣個々は色々と楽しめたのでそこは良かったかな~。

でもでも、何故にボルティモアを見たいと思ったかと言えば・・・これ、一体誰にとって良い公演だったのか、全く分からなかったから(泣)。役者陣が時代が合わずかつ整合性に疑問が残るこの作品を演じる事で得られる事、この作品を演出する事で得られる事、観客が今敢えてこの作品を見て感じ取る事・・・何故に、今の時代に「リアル・シンデレラ・ストーリー」なのかがやっぱりさっぱり分からないです・・・。

「若手を育成」するのであれば、例え勉強会になってしまったとしても「ホテル・ボルティモア」の方が見たいよな~。若手も非常に勉強になるであろう!とか、色々思ったのです・・・。

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劇団Studio Life(スタジオライフ)の話題のみを無理矢理続ける日記です。
所属俳優:前田倫良氏(勝手につけた愛称「ミッチ」)を本人のあずかり知らぬ所で熱烈ひっそり応援中。

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